グラム染色の原理【薬剤師国家試験104回問117】
hachi
Hachi薬
2種類の染色法を用いて細菌Aについて調べた。
染色法1(グラム染色)では明瞭な染色像が観察されなかったため、染色法2(抗酸染色)での染色を行ったところ、染色法2では陽性であった。
染色法1、2の染色操作を図に示した。

細菌Aとこれらの染色法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

答えは1と5。
抗酸染色陽性
⇒細菌Aは抗酸菌(結核菌)
抗酸菌にはミコール酸(炭素数80以上)が存在する。
1
⇒抗酸菌にはミコール酸が存在するため、染色液が浸透しにくい。
2
⇒抗酸菌のミコール酸の存在によりエタノールを含むによる脱色を受けにくい。
3
⇒染色されてるから陽性と判定されている。
4
⇒ミコール酸はC80以上と融点が高い。
5
⇒グラム陽性菌は細胞壁がグラム陰性菌より厚くなっている。
これにより、グラム陽性菌はエタノールによる脱色を受けない為、クリスタルバイオレットの青紫色が残る。
抗酸菌は一度抗酸染色で染まると酸やアルコールで脱色されにくくなる。
これが抗酸菌の由来。
抗酸染色は新傾向だが、ぶっちゃけこの問題は104回を解いていれば正解できるので過去問が大事。
