化学
PR

【アミノ酸】L体とD体の見分け方

hachi
このサイトは商品プロモーション(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

L体とD体はよく出てくる言葉ですが、説明できない人も多いのではないのでしょうか。

ハチ
ハチ

中々調べる機会もないよね!

今回の記事で

絶対配置とL体・D体の関係

を解説するので、L体・D体を完璧にしましょう!

生体のアミノ酸がL体だけの理由

生体内のタンパク質を構成するアミノ酸はL体のみですが、この理由は分かっていないそうです。

参考:タンパク質構成アミノ酸はなぜ L体なのか

L体とD体の見分け方

基本は「S配置ならL体」「R配置ならD体」という理解でOK

基本は

  • S配置⇒L体
  • R配置⇒D体

という覚え方でOKです。
(下図)

例外:LーシステインはS配置がD体

例外的にシステインは

  • S配置⇒D体
  • R配置⇒L体

になります。

L体、D体が何で決まっているかは次の項で説明します。

L体・D体は旋光性で決まっている。

L体とD体は旋光性が異なり、

偏光面を左に回転させる物質
⇒L体

右に回転させる物質
⇒D体

といいます。

おまけ:医薬品の”レボ”という名前はL体に由来している。

  • レボフロキサシン
  • レボセチリジン
  • エスフルルビプロフェン

などは名前に”レボ”が付いていて、「左旋性」に由来しています。

ハチ
ハチ

これらの医薬品はラセミックスイッチによって開発された医薬品で、国試でも出題があるよ!

関連記事
【実際の医薬品も紹介】ラセミックスイッチについて解説
【実際の医薬品も紹介】ラセミックスイッチについて解説

まとめ:L体とD体を理解しよう!

今回の記事のポイントをまとめます。

絶対配置
  • S配置⇒L体
  • R配置⇒D体
旋光性
  • 偏光面を左に回転させる物質
    ⇒L体
  • 右に回転させる物質
    ⇒D体
ハチ
ハチ

絶対配置とL体・D体の関係は必ず押さえておこう!

関連記事
【側鎖で覚えた方が楽!】アミノ酸の構造式の覚え方
【側鎖で覚えた方が楽!】アミノ酸の構造式の覚え方
ABOUT ME
ハチ
ハチ
薬剤師
106回薬剤師国家試験現役合格
大学2年の時に化学を挫折しそうになるも、2年間化学漬けの日々を送り大逆転。
⇒CBT~国試まで化学は殆ど勉強しなくてもOKな状態になった。
⇒国試模試で化学単体で2万人中23位に。
記事URLをコピーしました