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CYP2J2まとめ

hachi
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ハチ
ハチ
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ー経歴ー
・106回薬剤師国家試験現役合格
・107回以降も国試を解き続けてます。
・大学2年の時に化学を挫折しそうになる
 ⇒2年間化学に向き合い大逆転(模試の化学で上位1%以内に成長)
ー主な実績ー
・国試76%(264/345)
・国試の年に日本化粧品1級、アロマテラピー検定1級取得
・ブログ約150記事
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XでCYP2J2の存在を知ったので、調べてまとめました。

【復習】CYPの名前の付け方

まずはCYPの命名法について復習。

CYP+ファミリー+ サブファミリー+分子種の組み合わせ

因みにCYP450の「450」は還元状態で一酸化炭素と結合して450nmに吸収極大を示す色素というのが名前の由来。

CYPはアミノ酸配列の相同性に基づいて分類され、

  • 40%以上相同のものをファミリー
  • 55%以上相同のものをサブファミリー

として分類される。

実際に104回,98回で問われていた。

104回
98回

CYP2J2まとめ

以下の内容は

心血管で発現し機能維持に関与 阻害による心血管障害に注意:日経DI

を参考に作成しています。

肝臓での発現量はわずか1%

CYP2J群のうち、ヒトで主に発現しているのはCYP2J2。

CYP2J2の肝での発現量は肝総CYP量の約1%と極めて少なく、その他の様々な組織(心臓、血管内皮、小腸、肺、腎臓、脳、膵臓、骨格筋など)で認められる。

特に心臓や血管組織(血管内皮細胞、冠動脈、大動脈、静脈瘤など)で強く発現することが示されている。

心血管で発現し機能維持に関与 阻害による心血管障害に注意:日経DIより引用

要は

  • 肝臓以外の臓器で発現している。
  • 特に心臓や血管組織での発言量が多い。

CYP2J2の遺伝子多型

CYP2J2には遺伝子多型(CYP2J2*7)が存在し、
日本人の6.2%に認められることも報告されている。

海外では、CYP2J2*7を持つ患者でCYP2J2の発現が低下しており、
それにより心血管障害発症・進展リスクが高まる可能性が示唆されている。

心血管で発現し機能維持に関与 阻害による心血管障害に注意:日経DIより引用

遺伝子多型の頻度
  • CYP2D6:約0.7%
  • CYP2D19:約20%
  • N-アセチル転移酵素:約10%

こう考えるとCYP2J2の頻度は決して低くはないと言える。

基質薬物

  • アラキドン酸
  • アミオダロン
  • エバスチン
  • エペリゾン
  • シクロスポリン
  • リオシグアト
  • リバーロキサバン
  • リトナビル
  • ナブメトン

これらは初回通過効果を受けやすい薬剤が多い。
40mnkさんの投稿も参考にしました。

阻害剤

  • ダナゾール
  • テルミサルタン

が知られている。

【症例】エバスチンとテルミサルタンの併用

Aさんは高血圧症のため5年前からミカルディス(一般名テルミサルタン)を服用しているが、今回、初めて花粉症を発症したためエバステル(エバスチン)が追加された。

エバスチンの代謝の過程で、活性代謝物(カレバスチン)の生成には主に小腸CYP2J2が関与している。
テルミサルタンはCYP2J2の特異的な阻害薬であることから、両者を併用するとカレバスチンへの代謝が抑制され、エバスチンの作用が減弱する可能性がある。
薬剤師は処方通りに交付し、経過を観察することにした。

2週間後、Aさんの花粉症は改善していた。
その後1カ月間の服用を経て花粉症のシーズンが終わり、エバスチンは中止となった。

心血管で発現し機能維持に関与 阻害による心血管障害に注意:日経DIより引用

要約すると

テルミサルタンはエバスチンの代謝活性化を阻害する。
⇒両剤の併用でエバスチンの効果減弱の可能性がある。

図にするとこんな感じ。

CYP2J2は未だ国試に出ていないので今後に注目

今後CYP2J2についての出題には注目したい所です。

先程の「テルミサルタンとエバスチンの併用」はすごい試験に出しやすそうな話題です。

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