実践問題
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プリン塩基の代謝【薬剤師国家試験106回問221】

hachi
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高尿酸血症・痛風治療薬の処方を扱うことが多いこの薬剤師は、プリン塩基及び関連化合物の代謝経路について図のとおり整理した。この図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 Xはヒポキサンチンである。

2 フェブキソスタットは反応①と反応②を阻害する。

3 Xは反応②で酸化されて尿酸になる。

4 反応②の生成物は、尿素に変換されて尿中に排泄される。

5 この薬剤師が前問の回答をしたのは、フェブキソスタットにより反応③が阻害され、アザチオプリンの血中濃度が上昇すると考えられたためである。

Q
解答・解説

答えは「2と3」。

1
⇒Xはキサンチンである。


⇒尿素に分解されるのはピリミジン骨格である。


⇒反応③はアザチオプリンから6-メルカプトプリン(6-MP)への代謝であり、還元反応である。
 また、6-MPはキサンチンオキシダーゼにより代謝される。

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ハチ
ハチ
薬剤師
106回薬剤師国家試験現役合格
大学2年の時に化学を挫折しそうになるも、2年間化学漬けの日々を送り大逆転。
⇒CBT~国試まで化学は殆ど勉強しなくてもOKな状態になった。
⇒国試模試で化学単体で2万人中23位に。
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