オマリグリプチンの構造を選ぶ問題【薬剤師国家試験106回問211】
hachi
Hachi薬
45歳女性。身長148cm、体重52kg。体表面積は1.44m2、
クレアチニンクリアランスは40mL/minであった。
StageⅡの卵巣がんに対する化学療法として次の治療を受けることになった。
問222
この処方を受けとった薬剤師が確認する内容として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
1 カルボプラチンの総投与回数。
2 カルボプラチンを混和する液が注射用水であること。
3 腎機能が低下しているため、カルボプラチンの減量を考慮すること。
4 パクリタキセルの点滴ルートに、DEHP(可塑剤の1種)が含まれないこと。
5 パクリタキセルの投与を、0.22μm以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して行うこと。
答え:2
2
⇒カルボプラチンは注射用水ではなく生理食塩水orブドウ糖で混和する必要がある。
問223
パクリタキセルとカルボプラチンは、細胞の増殖に影響を与える薬物である。細胞増殖に関連する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
1 がん原遺伝子は、正常な細胞増殖には関与しない。
2 DNAの損傷は、DNA複製前に細胞周期のG2/Mチェックポイントにおいてチェックされる。
3 パクリタキセルは、微小管の脱重合を阻害して細胞分裂を抑制する。
4 カルボプラチンは、DNAの構成塩基に結合してDNA複製を阻害する。
答え:3と4
2
⇒G2/MではなくG1/S期でチェックされる。