【誰も教えてくれない】スタンダード薬学シリーズの使い方

青本を買わず、スタンダード薬学シリーズで国試を乗り越えたハチです。

今回はスタンダードシリーズの使い方について解説します。
僕は以下の科目でスタンダードシリーズを使っていました。
- 物理・化学・生物
- 衛生
- 薬剤(薬物動態・製剤)
正直、スタンダードシリーズ&過去問で国試は楽勝です。
それくらいスタンダードシリーズはオススメです!

スタンダードシリーズを薦める理由
コアカリに沿ってテキストが作られている

スタンダードシリーズは薬学教育の学習要項であるコアカリに沿ってテキストが作られているので、非常に勉強しやすいです。
というのもCBT・国試はコアカリに沿って作られるので
「これに沿ったテキストをやっておけば大丈夫!」ってことです。
網羅性・分かりやすさ抜群!
加えてスタンダードシリーズは、網羅性と分かりやすさがポイントです。
これは体感ですが、スタンダードシリーズから結構国試出てる感じがあります。
また、図や表が多く分かりやすくまとまっているのも良いです。
図や表の例
※メモの情報が古い可能性があります
生物

衛生

製剤


図や表が充実してると記憶に残りやすくなるから大事!
構造式が充実してる
前提として、国家試験において構造はすごく大事です。
直近の110回国試では、
化学+構造関連で46問(13%)の出題がありました。
(Hachi薬調べ)
簡単に構造式を勉強するメリットをまとめます。
- 化学で無双できる。
- 衛生、薬理などの構造問題で得点できる。
- 医薬品の本質(作用機序、副作用など)
を分子レベルで理解できる。
構造式の例
物理

生物

薬物動態



問題のレベルが国試以上
⇒しっかり実力が付く!
スタンダードシリーズの内、物理・化学・生物は特に問題が充実しており、難易度は国試を超えている問題もあります。
このレベルまでしっかり勉強すれば国試が楽になるので取り組んだ方が良いです。
問題の例
物理

化学


生物


恐らく、
「難しい」「こんなの解けないよ」
と感じたのではないでしょうか。
僕も初見では解けませんでした。
このレベルが解けたら国試楽勝なので、1つの目標として頑張ってみて下さい。
結構ここから国試出てる感ある。
⇒スタンダードは新傾向に強い!
体感なんですが、国試は結構スタンダードから出題されてる感があります。
例えば僕が受けた106回では、
オピオイドの元であるメチオニンエンケファリンに関する問題が出題されました。
新傾向だったのでみんなびっくりしたと思います。

- 解説・解説
-
答え:3
ただ僕はスタンダードを読んでいたため楽勝でした。


まあ、そういうことです(笑)
スタンダード薬学シリーズを使う目的
⇒CBT・国試の時の参考書にする!
スタンダード薬学はCBT・国試の時に参考書として使うのがベストです。
前述の通り、スタンダードシリーズは網羅性・分かりやすさ抜群なので参考書として使わない理由がないです。
この目的を前提として、次は本書の使い方について解説します。

スタンダード薬学シリーズの使い方
スタンダードシリーズは活用法は
① 講義で学んだこと・調べたことをメモする。
② 問題を解く(物理・化学・生物)
です。
① 講義で学んだこと・調べたことをメモする!
CBT・国試の参考書として本書を最大限活用するためには、
本書の内容+αが重要です。
具体的には、講義で学んだことや自分で調べたことをメモすることです。
これであなただけのオリジナル参考書が完成し、CBT・国試に大きなアドバンテージをもたらしてくれます。
メモのイメージ



僕は気付いたことは全部メモしてたよ!
メモのポイントは以下の通りです。
- 科目関係なく書き込む。
- 徹底的に深掘りして調べ尽くす。
この2点を行えば最強の参考書が完成します。
加えて、章の初めには過去問でいつ出題されたかを記載しておくことでその分野の過去問を一気に復習することができます。
イメージ


過去問は回数ごとに行うのが一般的ですが、1つの分野だけを徹底的に解くことで短期間で苦手を克服できるのでオススメです。
メモするのめっちゃ大変じゃない?
⇒長期休みでOK
見て頂いて分かると思いますが、メモするのめっちゃ大変ですし普段ガッツリ時間取るのは難しいです。
なので夏休みなどの長期休暇を利用して行うのがオススメです。
具体的な手順は以下の通りです。
1 事前に講義資料に調べたことをメモしておく。
2 長期休暇中にスタンダードに書き写す。
こうすることで普段の学習時間を書き写す作業に取られずに定期試験の勉強に集中することができます。
スタンダードにメモをするもう1つのメリット
⇒大幅な時間の節約になる。
スタンダードシリーズに書き込みをすることで素晴らしい参考書になるとお話しましたが、加えて時間の節約にもなります。
具体的には、あなたがCBT・国試の時に講義資料に戻る必要が無くなります。
例えば6年生になって、ふと講義資料を見返したくなったとします。
その時に
・講義資料を探す時間
・資料の中から調べたい単元を探す時間
という2つのコストがかかります。
仮に、6年生になるまでに講義内容をスタンダードシリーズへの書き込みを終えていれば講義資料を見る時間は0になります。
6年生の時間はより貴重なので小さい時間も無駄にしないようにしましょう。
② 問題を解く(特に物理・化学・生物)
前述の通り、スタンダードシリーズは問題が充実しています。
特に基礎科目(物理・化学・生物)は問題が充実しているので国試の土台作りにピッタリです。

問題は長期休暇やCBT対策講義での内職にやるのがオススメ!
△購入時の注意点△
まとめ:スタンダードを味方につけてCBT・国試を無双しよう!
自分自身、スタンダード薬学で勉強して本当に良かったと思っています。
国試の時は勿論、現場に出た今でも見返しますが当時メモしたことが薬剤師になってからも活きてるので長期的に見てもグッドな参考書です。
スタンダードシリーズ&過去問であなたの国試合格がグッと近くなるので、ぜひ活用してみて下さい。
